2014年10月29日

うれしい寄付をいただきました!

大野木です。

27日、三ヶ日のリゾートホテル「浜名湖レ-クサイドプラザ」でゴルフコンペティションが行われました。
そこでとってもうれしいことに、チャリティ募金を寄贈していただきました!!ラブ

素敵なチラシも用意していただきました。

コンペの参加者が、指定のショートホールにて1打目にワンオン出来なかった場合、1,000円の寄付金を募るという楽しい仕組みチェリー

夕方からのコンペの表彰式にお招きいただき、井ノ上と大野木が、謹んで出向きました。
ゴルフは朝8時からスタートだったそうですが、ご参加の皆さん、大変お元気で、温かい拍手の中、ありがたく頂戴しました。

キラキラどうもありがとうございます!!キラキラ


このような楽しい趣向でご寄附を頂くのは初めての経験です。

日頃、利用者のニーズに応えようと厳しい予算をやりくり汗しているICTバリアフリーオアシス(障害者マルチメディア情報センター)関連の自主事業に、皆様のご厚意ハートを活用させていただきます。
実際には、障がいのある方々の支援のためのIT機器の購入等パソコンに使わせていただく予定です。
外出が難しい方や、視覚障害などコミュニケーションに障害のある方たちのために役立てます。

セレモニーのあとは、井ノ上とふたり、ちゃっかりと施設内にある温泉温泉に浸かって機嫌よく帰ったのでしたにんまり
  

2014年10月22日

もしもしカメよ、カメさんよ~?!

N-Pocketの生き物係、小林です。
Save Japanプロジェクト、今年度最後の企画は11月に藤枝で開催します。

イシガメ

梅雨の小田野沢ビオトープには沢山の種類のカエルカエルが生息していました(→レポート参照)。トノサマガエルモリアオガエルカジカガエルシュレーゲルアオガエルなど他ではあまり見ることの出来なくなったカエルも、ここでは実際にふれあうこともできました。それは湿地や渓流の環境がよく保全されているからです。

しかし、最近見られなくなってきた生き物もいます。
静岡県の各地で絶滅sosが心配される「イシガメ」です。カメカメカメ

里の楽校では瀬戸川流域でカメ類の調査を実施してきました。
果たして、小田野沢周辺にイシガメはまだ生存しているのでしょうか?
今回は農村ビオトープとその周辺の環境を、カメ類を中心に徹底的に捜索してみたいと思います。

日時:11月16日(日) 9:00~11:30(8:30集合)
定員:30名程度 *事前申し込みをしてください。
内容:農村ビオトープの探検、生き物展示会 ほか
場所:藤枝市本郷 小田野沢ビオトープ
   集合場所:小田野沢ビオトープ入口の看板前の広場
詳細・申込:Save Japanプロジェクト公式サイト

主催:NPO法人 里の楽校 
共催:NPO法人 浜松NPOネットワークセンター、認定NPO法人 日本NPOセンター
協賛:損保ジャパン興亜  

Posted by ぽけ子 at 16:03Comments(0)地域と環境

2014年10月17日

中学生の福祉学習

ICT事業担当の島田です。

昨日、天竜中学校 学校 1年生9名がICTバリアフリーオアシスを訪問しました。

総合的学習で、さまざまな立場の人が幸せに生きる社会の実現のために尽力している地域の人を訪問。
その生き方の魅力や価値にふれることで、これからの自分のあり方や生き方について考えることを学習目的としています。

・ 障害者にとっての幸せとは何か?
・ オアシスを利用してどんなことが良かったのか?
・ ICTバリアフリーオアシスがどのように工夫されているのか?
・ スタッフがこのセンターでどのようなやりがいを感じているのか?

来場者やスタッフに熱心に聞き取りをしていました。

来場者のDさんは言語コミュニケーションに少し困難を感じていますが、中学生からの質問に丁寧に答えていただきました。
中学生が来場者に質問

中学生「ここで勉強して成果がありましたか?」との質問に、

Dさん「就労を目指してる、現在通っている施設では就労に向けたパソコン指導は受けられないので、毎週センターに通っている。テキストは進んでいるが、満足してしまうとレベルアップできないので、満足しないでいつもさらに先をみて勉強している」

普段、来場者さんとこのような話をすることがないため、聞いていた私たちも身の引き締まる思いでした。

聴覚障害のKさんには、iPadの「筆談アプリ」を使って質問をしました。
筆談アプリを使って!

「このセンターで一つ一つわからないことを、丁寧に指導してもらい、少しずつできることが増えてきた。Facebookで多くの人と交流することができて、とてもうれしいニコニコ
と話されました。
中学生が来場者に質問

これまで以上に来場者一人一人の思いをしっかり受け止め、サポートしていきたいと思いました。クローバー

生徒の皆さんは、普段見ること、体験することができない機器やアプリの説明を受け、実際に体験もしました。

◆自分が入力した文字を点字に変換して、点字印刷パソコン

◆画面を見ないで、音声ガイドを聞きながら耳文字入力に挑戦びっくり

スイッチ一つでパソコン操作。2、3文字入力するのも時間がかかる汗汗
スイッチだけでパソコン操作

◆空間に手パーをかざすと…電気電球が点いて「オーびっくりと歓声キラキラ


「今日の体験をこれからの学習に生かしていきます。」との挨拶を受け、オアシスもさらに充実したセンターになるよう頑張っていきたいと思います。
  

Posted by ぽけ子 at 08:00Comments(0)ICTによる社会参加支援

2014年10月16日

議員と語ろう NPO円卓会議2014 ~議会のパートナーとして提案しよう~

中間支援担当の小林です。
新しい公共の担い手として活躍の場を広げてきているNPO。現場の声を政策・施策に反映させていくためには、議会との協働も必要です。というわけで、今年も現場をもつNPOが議員と志を共有できる円卓会議を開きます。

昨年12月に開催した「議員とNPOの円卓会議」では、5会派より5人の浜松市議、16のNPO法人20名+オブザーバー6名が参加して、NPO/議員がお互いの役割を知り、地域課題の解決のために何ができるかを意見交換しました。

今回は参加される議員の過去の代表質問、一般質問を元に、テーマや地域でNPOとマッチングして情報交換を考えています。「こんな課題を解決したい」「どんな形で提案すればいいの?」「こんな情報が欲しい」など、双方向に有意義な意見交換ができる場を準備中です。

日時:2014年11月1日(土)13時半~16時半
場所:浜松市福祉交流センター 大広間
コーディネーター:日詰一幸氏(静岡大学人文社会学部教授)
対象:NPO、ボランティア団体の関係者、一般市民、議員
定員:30名(要申込)
参加費:資料代 500円

問合せ・申込み:浜松NPOネットワークセンター(N-Pocket)
TEL&FAX:053-445-3717  E-mail:info@n-pocket.jp
1)参加者名、2)所属団体、3)連絡先住所、4)電話番号、5)E-mail をお知らせください。

※台風や豪雨などの理由により、やむを得ず中止・時間変更する場合があることを予めご了承おきください。最新情報は上記までお問い合わせください。

主催:(公財)静岡県労働者福祉基金協会
後援:静岡県、静岡県労働金庫、(一社)静岡県労働者福祉協議会
企画運営:浜松NPOネットワークセンター
  

Posted by ぽけ子 at 16:46Comments(0)イベント案内市民活動支援

2014年10月14日

中学生からのメッセージ

地域と環境担当の小林です。
連休&台風明けの今日はすっきり秋晴れの空太陽でしたが、風はゴーゴー荒波と音を立てていました。
そんな中、静岡大学教育学部付属浜松中学校から3年生が2名、金原君と加藤君が事務所に来ましたキラキラ。夏に4名の訪問があったのですが、今日はそのつづきです。

その中学生4人のメッセージとポスターを紹介します。

「僕達は学校の総合学習の時間で環境について調べています。その中で、『地域の方の美化意識を上げるためには』というテーマでやってきました。その中で、私達に何ができるかを考え、このポスターに自分達の思いを込めました。
僕達はこのポスターを見て頂くことで、『気づいたら自然に拾うことが出来る人』が増えてほしいと思います。また、『住んでいて心地よいと思えるような街を自らつくれる地域づくり』が広がっていけばよいと思います。
みなさんも気付いている、思っているだけでなく、行動をおこしていって下さいびっくり


ポスター1

(↑クリックすると大きくなります↓)

ポスター2


この体験学習は「身近ん生活の中から課題を見出し、地域社会に生きる人々の思いや生き方に触れる中で、自分たちにできることを考え、能動的に社会に働きかける活動(アクション)を通して、地域社会に生きる一員としての自覚を高める」という目的で行われているものです。

ちなみに「どんなゴミが多かった?」と尋ねたら、タバコの吸い殻タバコ、缶、ペットボトルが多いとのこと。


日本の路上は海外に比べるとかなりキレイキラキラな方だと思いますが、場所によっては結構ゴミが散乱していることもありますしょんぼり
公共空間をキレイにするというのは、小さい頃からの教育なのか?よくわかりませんが、大事にしたい習慣だと思います。

こんな興味深い話がブログにあったので、ちょっと紹介。
まるでディズニー! 静岡市民は誇るべき。 静岡夏まつり夜店市がすごい!(愛知豊橋・長坂尚登のblog)
お祭りの中、これだけゴミがない状態をキープできているって、すごくないですかはてな
静岡にできて、浜松にできない、ってことはないよね…注目
というわけで、浜松でも驚かれるぐらいゴミのない空間を創り出してみませんか~。
中学生のメッセージに応えられるよう、皆様よろしくお願いします。
  

Posted by ぽけ子 at 19:42Comments(0)地域と環境

2014年10月09日

講座の後半…障害者の就労と雇用を支援する人のための研修2014

こんにちは。ジョブコーチ事業担当の山野です。

ジョブコーチ養成研修三日目。受講の皆さん全員参加で始まりました。
まずは、「ナカポツ」と福祉関係者が呼ぶ障害者就業・生活支援センターであるだんだんの加藤センター長から、地域の就労支援活動についてお話を伺いました。障害のある人の就労支援の要となる機関。

三日目第二講座は、「恩送り」を合言葉に活動するNPO法人タートルの下堂薗さんに中途視覚障害者の就労支援を続けられてきた中で事例を中心に、当事者でもある立場からお話をしていただきました。
見えにくくなっている人たちに対するロービジョンケアが数年前から意欲のある眼科で始まっているそうで、例えば、一行ずつ読むために厚紙を使ったり、青色や黄色を通してものを見たりという工夫で見えにくさが軽減されるそうです。同時に、心理的なリカバリーにも効果があることが示されたそうですが、受容がいつできるかがやはり大きな問題だとおっしゃいました。
視覚障害者は音声パソコンを使った就労が進めやすいのですが、機密事項が入っているグループウェアを使っている会社だと手が出ないため、そういう時は、本体のシステムを管理をする請負業者の協力を取り付けて行くことが大切というお話も。実はエヌポケットが弱視の方の就労支援を行ったとき、これと同様のケースがあって音声ソフトが使えず、断念したことがあります。実に、ふむふむおすましのお話でした。

三日目最後の講座は、発達障害について。講師はN-PocketがATACでお世話になった香川大の坂井先生
予想通り受講生笑い多しでしたニコニコ。「発達性協調運動障害」の説明では、ワークも取り入れ、坂井ワールド全開びっくり
コミュニケーション能力のある方がない方に合わせる、視覚的に肯定的に伝える、「本人の力」×「支援とツール」×「周囲の理解」のどこかゼロだと力が発揮できない…といったポイントを始め、100分間使ってたっぷり勉強できました。

坂井先生が紹介していた本「自閉症スペクトラムなど発達障害がある人とのコミュニケーションのための10のコツ」はこちら
先生のコラム『わかるように伝えていますか』は、NPO法人サンフェイスのサイトで読めます。

四日目の最初は、大阪精神障害者就労支援ネットワークの茂木さん。精神障害者の特性と職業的課題について。
精神障害の人にとっての“車椅子”は「安心感」「人から大切と思われること、必要と思われること」 という喩によって、精神障害の人にとって何が大切かのイメージが定着し、その後のお話が理解しやすくなりました。

法定雇用率は現在身体と知的の障害がある方がカウント対象。(現在精神は、身体、知的と”みなして”カウントされている)。平成30年からは精神障害のある人もカウント対象になり、さらに精神障害の人の雇用について法的なバックアップが強化されます。就労は、まさに「人から必要とされる」という車椅子を得ることを意味するのです。
さて、説得力のある数字も紹介されました。精神障害者の就労継続で12ヶ月の在職率を見ると、障害を開示し、適応するためのアドバイスがされた場合、70.1%の人が就労が継続できているんだそうです。一般求人の枠で入って障害を開示せず、アドバイスも受けない状態の人は、22.9%しか継続していないと。ジョブコーチを積極的に活用できる環境が整っていれば就労も継続しやすい、ということになりますね。

そして、精神障害のある人が就労を継続するよう支援するときのポイント。①何に不安を感じているかしっかり聞き取り、知ること。②今後起こりうることを考えておく、見立て。③不安を解決するために必要な情報、みたてを立てるために必要な情報、ということです。頭にいれておきましょう。

次の講座は、今回受講希望者最多でした。発達障害のある女性の当事者が講師だったのです。彼女と初めて会った時、見事なまでに自分の就労環境・問題を分析され、とてもわかりやすく理路整然と話を聞かせてくれました。その時、ジョブコーチ研修の講師として、絶対お願いしたいびっくりと頼んでおいた方だったのです。

さて、四日目の食後の講座には、グループワークを組み込んでおきました。眠さを避ける意味もあり、、、睡眠
内容は、ジョブコーチが依頼されるシーンで、アセスメントの一場面をパワポイントの仮想舞台を使って再現しました。画面に合わせ、現役ジョブコーチが声優になりきって実演キラキラ
仮の場面設定ですが、そのジョブコーチの対応にどんな問題があったのか、30分間いい点悪い点、気になった点についてグループ内討議をしてもらいました。その発表内容はキメが細かく、思わず受講者から拍手が続出しましたよ。
気になったポイントとして、「時々見に来ます」など曖昧な言い方をしてる、YesNoの返事しか聞き出せない質問の仕方の是非など、突込みガーンが入りました。なかなか興味深いワークとなりました。

その後の講座は、改正障害者雇用促進法に基づく差別禁止・合理的配慮に関する指針の在り方に関する研究会のメンバーでもいらっしゃる育成会の小出さんに、報告書の内容に触れていただき、その中でジョブコーチができること、ジョブコーチに期待されることのお話がありました。サポートファイルの活用も提案頂きました。

この日、最後の講座は、浜松特別支援学校の鈴木先生から、特別支援学校の取り組みを、写真も見せていただきながら、説明していただきました。一般就労した卒業生のアフターケアは、電話や訪問を時期を決めて行っていらっしゃるとのこと。

最終日となる五日目は、午前午後連続の講座。たかはま障がい者支援センターの小松さんから、ジョブコーチ支援の実際を、概論から始め、アセスメントとジョブマッチング、集中支援、ナチュラルサポートとフォローアップという段階に分けて、時折ワークも交え、お話していただきました。必要な情報が何かを知り、今わかっていること、わからないことについて整理されていることが大切。「ジョブコーチがいるから大丈夫」から「ジョブコーチがいなくても大丈夫」に移行していく。当たり前のことを実現するために私たち一人ひとりが自分の役割をはたす。伝えられる言葉が、沁みます、、、

そして、この研修の最後は、水耕栽培を手掛けるクローバー京丸園株式会社代表取締役の鈴木さん。障害者雇用のきっかけ、それまでの障害者が働くことについてのご自身が持っていたイメージ、雇用してみてからの変化。業績UP上昇、、、などなど、とっても元気のでるお話でした。

講師、受講生の皆様のご協力のもと、無事五日間の研修を終えることができました。
ありがとうございました。バイバイ
  

Posted by ぽけ子 at 16:10Comments(0)ジョブコーチ

2014年10月08日

行政・NPOのWin-Winな委託・協働をめざして

事務局長の小林です。
10月4日は静岡県労働者福祉基金協会が主催、N-Pocket企画のNPOプレゼント講座「西遠NPOのCEO会議2014」を開催しました。
12のNPO法人から代表や理事が15名、任意団体が2団体、市や県のNPO担当者、市議会議員、オブザーバーも含めて25名が集まりました。
今回のテーマは「委託・協働」ということで、まず私、小林から浜松市のNPO法人と協働事業の現状、委託と補助の違い、NPOの財源などについて紹介しました。

次に、各団体の自己紹介を挟んで、「浜松市市民協働推進協働条例」について当時、市民協働委員で条例の策定に関わったNPO法人浜松子どもメディアリテラシー研究所代表の長澤さんに、この条例にこめた意図について解説していただきました。
協働条例
この条例では市民や市民団体、事業者や市の「権限と責任」が明記されています。NPOにとって大事な内容もあり、長澤さんいわく、「行政の担当者に条例に書いてあるよ!、と協働を促すツールスパナとして活用してほしい」とのことでした。
この条例の存在を初めて知った!という方も多かったですが、市のホームページに詳しい解説も出ているので、ぜひ一度ご覧ください。

委託・協働の課題については、3つの団体から事例紹介をしました。
任意団体の「ふれあいサポートネット ふわっと」代表の榊原さんが、中学校や高校に乳幼児親子を派遣してふれあい体験をする「だっこでギュッ!ハート」について紹介。
ニーズが年々増えて、委託の枠組みではニーズに応えきれない悩み、それでも「荒れた学校ベー」と言われた中学校の生徒たちが明らかに変化キラキラしていく手ごたえ力こぶも語られました。
ふわっと

NPO法人遠州精神保健福祉をすすめる市民の会は、国や市の委託事業を多数行っているNPO。事務局長の加藤さんから、委託を受けるメリットとして、1)団体の活動理念に基づいたミッションの遂行や2)社会的信用の獲得、3)新たな課題発見があったとのこと。
その一方で、国の事業は時の政権に左右されて事業費が大きく変動すること(時にはゼロ査定も!ガーン)、委託費の使途が限定され、福利厚生や家賃、経理や税務・労務管理の費用ねん出に大変苦労していることえーん、1年契約の事業で若い人材、優秀な人材を確保することの難しさあせるが語られました。

E-JAN
委託事業で人を雇用している団体は、多かれ少なかれ同じような悩みを抱えているのではないでしょうか…。

N-Pocket代表の井ノ上からは、静岡県西部障害者マルチメディア情報センター(ICTバリアフリーオアシス)の事業で、委託事業に並行して現場からのニーズを自主事業パソコンとして立ち上げ、そのモデル事業が新たな協働事業チェリーに発展する、というプロセスを紹介しました。


後半は、2グループに分かれてディスカッション。
「委託・協働の参入を考えよう」グループでは、NPOの活動資金や助成金、自主事業収入、指定管理の評価などが話題になりました。
NPOの事業評価では、参加者数や来訪者数といった数や費用の安さだけで評価されるのでなく、個人の変化や事業の質といった「NPOならではの評価軸」も提案していきたい、という話も。
NPO全体の信頼度クローバーを上げるためには、会計報告をきちんと出すなど、NPO同士で足を引っ張り合わないようにという話も出ました。

また、介護保険制度の改正などで、「共助」がより推奨されているけれど、本来「公助」でやるべきことまで共助にされてないか?サービスの質が下がるのでないか?下降という懸念の声もありました。

こうした話し合いから「協働のルール作りりんご」もNPOのネットワークを生かして声をあげていきたいね、という意見も出ました。これは、まさに昨年のCEO会議のテーマでもあった「交流を超えるネットワークづくり」の小さな一歩を踏み出せたかも!ですよね。
ディスカッション

「委託・協働の経験を語ろう」グループでは、「行政担当者が替わる度に、引き継ぎに苦労する」との話。市の担当者の方いわく「行政の引き継ぎは基本的に事務鉛筆のみで、思いハートまで引き継ぐのは難しい」。でも、思いまで引き継ぐと、特定の団体との関係が固定化されてしまうというデメリットもあり、だからこそ行政職員の異動があり、ジェネラリストである行政職員に特定分野の専門性を求めるのは無理がある…ということに、一同「なるほどねぇ~」

県の担当者からも「行政の担当者が替わることを担保するために市民協働条例がある」と。(→第9条の「参画の機会」では情報共有や参画の機会がポイント) NPO側としては、事業の経緯や目的、目標について丁寧に担当者に説明していく必要がある、という結論に。

次の委託を受けたいがために、行政の言いなりになってしまわないか?えーという疑問に対しては、言うべきことは言う!、でも対立関係VSになってしまうと手をつなぐ関係には戻りにくいので、本来の目的を達成するためには頭を使う電球、という意見もありました。

年々予算が減っていく中で、どの事業にどれだけ税金を投資するのか?という綱引きも必要になってきますが、議員と連携するだけでなく、パブリックコメントを出す、各種審議会・委員会に公募で入る、政策提言などの手法で、施策の中に文言、キーワードを盛り込もう注目、という話も出ました。
浜松男女共同参画推進協会からは、先日の浜松市の新・総合計画のパブコメに関係団体の意見を集約して出したという事例が紹介されました。

はままつ夢基金に登録したけれど、直接寄付するのと何が違う?」(基金は市民協働条例の11条に規定)、現在25団体登録されていて…という基金お宝のメリット・デメリットについての情報交換もありました。

委託・協働の情報収集については、国や自治体の施策の動向をキャッチ電波することも大事。行政のレビューや関連官庁の概算要求、委員会で誰がどんなことを言ったかをチェックする、2~3年先を考えるには、特に国の動向や、予算の作られ方を知っておくといった話も。
そういった流れをいち早く掴んで、予算の算出根拠も書いて事業提案プレゼントをしたという団体もありました。だいたい9月に予算を計上するので、それまでに事業提案を出せば検討されやすいとのことです。

市と県のNPO担当者、議員の方も参加されたことで、お互いの相違を知り、改善するための経験、考え方、アイデアが色々出てきました。苦労が尽きない部分も多々あるけれど、こうやって課題共有+連携することで、「Win-Win」のよりよい公共サービスを実現していきたいですね!

10月の週末は楽しいイベントくす玉が多々ある中で、真面目な堅い会議に来てくださり、参加者の皆様には本当にありがとうございました。

次回のプレゼント講座は11月1日(土)に「議員と語る円卓会議」で引き続き議論を深めていきたいと思います。よろしくお願いします。  

Posted by ぽけ子 at 18:23Comments(0)市民活動支援