2011年11月24日
外国人のための高校進学ガイダンス
多文化共生担当の小林です。
20日はN-Pocketの隣のARACEと「外国をルーツとする子どもと保護者のための高校進学ガイダンス」を開催しました。
場所はARACEの教室で、小規模でしたが7組の親子が参加しました。前半は、中学校の先生の話、高校の先生の話、大学生の体験談、そして今回はARACEの金城さんによる「ブラジルの最新教育事情」についての説明も入れました。ブラジルは4歳~17歳までは学校に行く必要があり、教科書や教材は無償で、かつてのような「高校に行かなくても…」という考え方は帰国したら通用しないのだそうです。
後半は個別相談を行い、最後に先生方、スタッフで情報交換を行いました。数学(算数)における「学び直し」の方法、発達障害、そして今回の進路相談のケースワーク。
中高の先生、小学校の支援員、学習支援団体(ARACE)、そして中間支援団体(N-Pocket)が情報共有できる貴重な機会でした。
外国人の子どもの発達障害は、最近顕在化しています。それゆえに不就学になっているという話や、学習支援に苦慮しているという話を聞きます。言語の問題や愛着障害も絡まり、障害の見極めがとても難しいのですが、そのような子どもや家族の支援は今後の課題の一つです。
進学ガイダンスを始めて8年目になりますが、今年は8月にフィリピノナガイサと、11月にARACEと学習支援団体と共催でガイダンスを開きました。フィリピン人、ブラジル人、それぞれのニーズを汲んで相談ができることや、ガイダンス前後のフォローがしやすい、という点はよかったです。
一方で「今年は進学ガイダンスはやらないの?」とあちこちで聞かれ、一般向けのガイダンスを待っていた方には申し訳なかったです。来年度どのような形で開催するかは、改めて検討していきます。
また、小・中・高校や学習支援組織、教育委員会など関係者をつなぐ会議も年明けには開きたいと思っています。
今年の体験談は高校生が3人ドタキャンで、急きょ大学生のジゼレさんが代役。
「自分は支援されて高校進学できたから」と今はARACEのスタッフとして子どもたちを支える側で活躍中。来春は社会人です。ジゼレさんに続く子どもたちが増えていくように、私たちもがんばります。
20日はN-Pocketの隣のARACEと「外国をルーツとする子どもと保護者のための高校進学ガイダンス」を開催しました。
場所はARACEの教室で、小規模でしたが7組の親子が参加しました。前半は、中学校の先生の話、高校の先生の話、大学生の体験談、そして今回はARACEの金城さんによる「ブラジルの最新教育事情」についての説明も入れました。ブラジルは4歳~17歳までは学校に行く必要があり、教科書や教材は無償で、かつてのような「高校に行かなくても…」という考え方は帰国したら通用しないのだそうです。
後半は個別相談を行い、最後に先生方、スタッフで情報交換を行いました。数学(算数)における「学び直し」の方法、発達障害、そして今回の進路相談のケースワーク。
中高の先生、小学校の支援員、学習支援団体(ARACE)、そして中間支援団体(N-Pocket)が情報共有できる貴重な機会でした。
外国人の子どもの発達障害は、最近顕在化しています。それゆえに不就学になっているという話や、学習支援に苦慮しているという話を聞きます。言語の問題や愛着障害も絡まり、障害の見極めがとても難しいのですが、そのような子どもや家族の支援は今後の課題の一つです。
進学ガイダンスを始めて8年目になりますが、今年は8月にフィリピノナガイサと、11月にARACEと学習支援団体と共催でガイダンスを開きました。フィリピン人、ブラジル人、それぞれのニーズを汲んで相談ができることや、ガイダンス前後のフォローがしやすい、という点はよかったです。
一方で「今年は進学ガイダンスはやらないの?」とあちこちで聞かれ、一般向けのガイダンスを待っていた方には申し訳なかったです。来年度どのような形で開催するかは、改めて検討していきます。
また、小・中・高校や学習支援組織、教育委員会など関係者をつなぐ会議も年明けには開きたいと思っています。
今年の体験談は高校生が3人ドタキャンで、急きょ大学生のジゼレさんが代役。
「自分は支援されて高校進学できたから」と今はARACEのスタッフとして子どもたちを支える側で活躍中。来春は社会人です。ジゼレさんに続く子どもたちが増えていくように、私たちもがんばります。
Posted by ぽけ子 at 18:30│Comments(0)
│多文化共生