2014年10月17日

中学生の福祉学習

ICT事業担当の島田です。

昨日、天竜中学校 学校 1年生9名がICTバリアフリーオアシスを訪問しました。

総合的学習で、さまざまな立場の人が幸せに生きる社会の実現のために尽力している地域の人を訪問。
その生き方の魅力や価値にふれることで、これからの自分のあり方や生き方について考えることを学習目的としています。

・ 障害者にとっての幸せとは何か?
・ オアシスを利用してどんなことが良かったのか?
・ ICTバリアフリーオアシスがどのように工夫されているのか?
・ スタッフがこのセンターでどのようなやりがいを感じているのか?

来場者やスタッフに熱心に聞き取りをしていました。

来場者のDさんは言語コミュニケーションに少し困難を感じていますが、中学生からの質問に丁寧に答えていただきました。
中学生が来場者に質問

中学生「ここで勉強して成果がありましたか?」との質問に、

Dさん「就労を目指してる、現在通っている施設では就労に向けたパソコン指導は受けられないので、毎週センターに通っている。テキストは進んでいるが、満足してしまうとレベルアップできないので、満足しないでいつもさらに先をみて勉強している」

普段、来場者さんとこのような話をすることがないため、聞いていた私たちも身の引き締まる思いでした。

聴覚障害のKさんには、iPadの「筆談アプリ」を使って質問をしました。
筆談アプリを使って!

「このセンターで一つ一つわからないことを、丁寧に指導してもらい、少しずつできることが増えてきた。Facebookで多くの人と交流することができて、とてもうれしいニコニコ
と話されました。
中学生が来場者に質問

これまで以上に来場者一人一人の思いをしっかり受け止め、サポートしていきたいと思いました。クローバー

生徒の皆さんは、普段見ること、体験することができない機器やアプリの説明を受け、実際に体験もしました。

◆自分が入力した文字を点字に変換して、点字印刷パソコン

◆画面を見ないで、音声ガイドを聞きながら耳文字入力に挑戦びっくり

スイッチ一つでパソコン操作。2、3文字入力するのも時間がかかる汗汗
スイッチだけでパソコン操作

◆空間に手パーをかざすと…電気電球が点いて「オーびっくりと歓声キラキラ
中学生の福祉学習

「今日の体験をこれからの学習に生かしていきます。」との挨拶を受け、オアシスもさらに充実したセンターになるよう頑張っていきたいと思います。


同じカテゴリー(ICTによる社会参加支援)の記事
福祉情報技術の宝箱
福祉情報技術の宝箱(2016-10-12 19:01)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
中学生の福祉学習
    コメント(0)