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2018年09月14日

助成担当者のための実務セミナー in はままつ

資金調達担当(ファンドレイザー)の小林です。

9月7日は、助成金や補助金の実務を担当されている財団や行政職員の方々を対象に、セミナーを開きました(主催:財団助成センター、協力:N-Pocket)。
助成金をもらうための講座は多々ありますが、助成金を出す側を対象とした講座は、静岡ではなかなかありません。参加者は15名でしたが、「こういう機会を待っていた!」という方もいました。

助成財団セミナー
助成財団センターの事務局長でプログラムディレクターの渡辺元さんによるセミナー「効果的な助成事業を行うために」では、日本における研究・活動に対する資金の現状やトレンドを紹介。今は行政から大学、NPO等への流れが大きいが、欧米では個人からの流れが太いことや、政府・行政系/企業系/財団系/市民ファンド等の資金の種類と特性を解説鉛筆

効果的な助成事業については、「助成金は、社会的な目標達成のための手段であって、パートナーシップが原則。上から目線になってはいけない。」というところから。「社会的目的」を設定するには、新しい事象や現象の予測・先取、社会の隙間や制度にあるニーズの発掘、受益者の視点から考えることが大事。「助成事業のサイクルと運営」では、公募や選考に際しての留意点、評価の際の基本的な視角、フォローアップと見直しなど、さまざまな情報や視点の提示がありました。
私も補助金等の選考委員をすることがあるので、大変勉強になりました電球

非営利組織評価センターの平尾剛之さんからは、休眠預金の動向や組織評価の情報提供がありました。
「助成金を使う時は、出してよかったキラキラと思われるよう、財団の信頼や期待を裏切らないよう、一生懸命がんばる力こぶというお話は、助成を受ける側にも伝えたかったです。いいかげんな事業や報告だとNPO全体の信頼度が下がったり下降、制約や報告事項が増えるきっかけにもなりかねません。お金を出す側、事業をする側の良いパートナシップチェリーを組むには、双方の努力が必要かと。

参加者は、助成金事業を見直したいが、他事業と兼任だったり、相談できる人がいない汗など、課題意識を持ってこられた方が多く、関連機関とつながって情報交換する場としても貴重な機会になったのでないかと思います。
広報はどこへ?…という声もありましたが、NPOの支援センター(民設公設)を使うこともおススメです。


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