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2017年02月07日

既存の価値観にとらわれない働き方~「NPOで働く 座談会」レポート

NPOで働く 座談会

波乗り人生サーフィンな事務局長の小林です。
1月31日は「NPOで働く」座談会を開催しました。
42名+スカイプ4名の方が参加。学生さんやNPOスタッフ、他で働きながらNPOの活動に関わる人、NPO設立を検討中な人、様々な方が参加してくださりました。

はじめに、浜松市にあるNPO法人で人を複数雇用している団体はどんな財源で雇用しているのか?という基本情報を紹介。これは、昨年6月に書いたものがソースです。

登壇した20代後半~30代前半の4人のNPOスタッフの方には、現在の仕事内容、これまでの職歴とNPOで働くようになったきっかけ、NPOでびっくりしたこと、仕事をどうやって覚えたか、やりがい、今後の展望etc.を伺いました。

4者4様の内容で、結婚で浜松に来て福祉系の仕事を探したら「たまたまNPOだった」、一緒に起業した代表が急逝して事業を引き継ぐことになった、意気込んで就職したら「あれ…違う汗」となってNPOに飛び込んだ、利用していたNPOの代表に声をかけられてスタッフに立場が変わった…みなさんそれぞれに「ドラマあり!」な人生だな~と。

系統だった研修がなかったり、中堅層が空白で頼れる人がいなかったり、「これだけ仕事をしていればいい」とは行きません。自ら学び、観察し、開拓し、工夫する力が必要な場面がいっぱい。
それでも、4人ともこれまでのキャリアで一番長く勤めたのはNPO、という点では共通していて、それぞれ「自分の役割」を見出して、やりがいハートを感じて働いていることが、言葉の端々からうかがえました。

会場からの質問では「NPOで働くのはどんな人におススメですか?」「譲れないものは何ですか?」と良い質問も。
「毎日違うことが起きるから、臨機応変にそういうことを楽しめる人」「多様な価値観を認められる人」「何でも譲りますよ~!発注主に合わせるのが仕事だから」…。
まぁ一口にNPOと言っても、小さいところから大きい所まであるので、一概に言いきれないのですが。

気になる年収お宝180~300万円ぐらいで、一般企業や公務員に比べると少ない方だと思いますが、「妻も同業なので、同じぐらいかもっと稼いでくれたら、今の仕事を続けることができる」という発言もありました。
NPOでは、結婚すると稼ぐために男性が「寿退社花束すると言われますが、こういう考え方で「やりがいのある仕事を続けていく」という可能性もありですね!
世間でいう「有名な会社」や「収入の多さ」が”勝ち組ちょき”といった既存の価値観ではない働き方・生き方ヤシの木は、NPOには多いのでないかと感じます。

また、ずっと不登校で社会人経験がなくても、いや、そういう経歴だからこそ活きる「働く場」としてNPOの柔軟性や多様性クローバーもアピールしたいところ!
でも、こういう職場を拡げていくには、やりがいだけでなく、「無理のない働き方」と「収入の安定」の3つが揃わないと難しく、まだまだ課題も山積汗 


どんな人がNPOでどんな思いをもって仕事をしているか~ということは、伝わったかと思います。終わった後も、あちこちで話し込んでいる人たちが多くて、なかなか熱かったです花火

名古屋では、NPOの若手スタッフが互助組織的な団体をつくって、テーマを持ち寄って勉強会をしたり交流したりしている、という紹介もありました。とあるNPOスタッフから「浜松でもそういう組織がほしい!」と言うので、「作ればいいじゃん!」→「じゃあ、作りましょうか?」とその場で話が盛り上がり、浜松でもNPOスタッフが集まる場ができそうな感じですニコニコ これまた楽しみです。


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