› エヌポケット・ぽけっとのなかみ › 地域と環境 › 佐鳴湖の曲者を探せ!

2015年09月08日

佐鳴湖の曲者を探せ!

Save Japanプロジェクト担当の小林です。

9月5日(土)は佐鳴湖南岸で「佐鳴湖の曲者を探せ!」をミュミュ・ワークショップと共催。
3日まで大雨で、6日からまた大雨で、つかの間の晴れ間太陽となりました。
参加者は大人、子どもが30名ほど集まりました。

まずは、「浜松水辺を愛する会」と元日体高校の藤森文臣先生が主催の魚類調査魚青に参加させていただき、入野漁協の定置網で獲れた魚を見せてもらいました。

獲れる獲れる!大物が続々上がってきて「おおー!!びっくり」と歓声が上がります。
魚類調査1

大きなアカミミガメもたくさん上がりましたカメカメカメ 網の中にいたせいで、ぐったり気味下降
アカミミガメ1

今日の最大の魚はスズキ、76㎝、4.08㎏、でかっ!!
巨大スズキ

この日は、「佐鳴湖ネイチャークラブ」もイベントを行っており、「せっかくだから一緒にどうぞ!」と声をかけていただき、立派な水槽が並ぶ「佐鳴湖水族館」で解説を聞くことができました。
魚の解説

佐鳴湖は、浜名湖を通して海の水波が上がってきています。潮の満ち引きもある「汽水湖」で、海水、汽水、淡水の生き物が混在して棲んでいる湖です。

コノシロ、ボラ、ヒイラギ、シマフグといった海水魚、ニホンウナギのような川⇔海の魚、ギンブナやモツゴのような淡水魚など計17種の魚と、エビ類、そして外来種のカムルチー、アカミミガメ、くたびれたウシガエルのオタマジャクシも網にかかりました。
普段、水面しか見えない湖の中に、こんな多様な生きものがいる!というのは一同驚きでした。

こんなに自然豊かな佐鳴湖ですが、周辺には「曲者」外来生物もたくさんいます。
アカミミガメ、ウシガエル、アメリカザリガニ、タイワンリス、ソライロアサガオ…。
それらの生き物についても話をしました。(詳しくは公式サイトで)
佐鳴湖の曲者を探せ!
ああ~字も絵も小さくて見えてない…反省えーん

その後は、戴いた魚を持って、入野協働センターの調理室へGo!
顔が見切れてしまいましたが汗、先ほど魚の解説をしてくださった静岡大学の戸田三津夫先生がシェフに変身!慣れた手つきで巨大なスズキを捌いていきました。

スズキの解体ショー
子どもたちの真剣な表情目キラキラ

佐鳴湖の曲者を探せ!
大きなアゴをガパッ!と開けてみたり、舌を引っ張ってみたり、
唇のざらざらに触ってみたり、目をぐりぐりしてみたり。

セイゴ
子どもたちもセイゴのウロコを取ったり、

ムニエル
小麦粉をつけてバターでムニエルを焼いたり、

潮汁
頭や骨の部分はスープに、

スズキの酢醤油〆
スズキの身は酢と酢醤油で〆ました。

スタッフが少ない中で、参加者のみなさんが、子どもも大人も本当によく動いてくださり、助かりました!!!なんとか60分ほどで昼食になりました。
佐鳴湖ランチ

メニューはスズキとセイゴのムニエルと酢〆、エビの素揚げ、スズキとモロヘイヤのスープ。
カワアナゴとアユのムニエルも1匹分だけありました。
モロヘイヤも周辺の里山で採れたもので、お米以外はほぼ全て佐鳴湖産!
「おいしい~~~ニコニコキャーラブ
気が付けば、きれいに完食! ごちそうさまでした。

「佐鳴湖って汚いでしょわーん」「獲れたものを食べられるの?えーと思っていませんか?

いやいやいや、佐鳴湖がワースト1だったのは過去の話。
佐鳴湖は豊かな自然があり、美味しい魚介もいる湖なんですよ~~~。
佐鳴湖の恵みを、見て、触って、調理して、味わった欲張りなイベントでした。

参加者のお一人がステキなレポを上げてくださっています。→佐鳴湖百景
共催のミュミュ・ワークショップのブログ→「かめをたべたかった! 」
Save Japanプロジェクト公式サイトのレポート→ 「佐鳴湖の曲者を探せ!」

静岡新聞中日新聞にも載りました。(※掲載写真の水槽は佐鳴湖ネイチャークラブの「佐鳴湖水族館」のものです)

今回のイベントは、浜松水辺を愛する会、佐鳴湖ネイチャークラブ、静岡大学の戸田先生にも大変お世話になりました。貴重な機会をどうもありがとうございました。

集合写真



同じカテゴリー(地域と環境)の記事
帰ってきたSave Japan!
帰ってきたSave Japan!(2017-04-18 18:05)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
佐鳴湖の曲者を探せ!
    コメント(0)