福祉情報技術の宝箱
事務局の小林です。
先日、インターネットの会社から連絡があり、1年半前まで受託していた
「静岡県西部障害者マルチメディア情報センター」のsmmcのドメインが終了することに。
(クリックすると大きくなります)
当初からちゃんと専用ドメインを取って運営していましたが、このサイトを作ったのは、当時、静岡大学情報学部の院生だったスタッフ。
アクセシビリティや
ユーザビリティの工夫をこらし、視覚障害のある方のために
音声読み上げに対応するようにしたり、技術だけでなく心のこもる配慮が随所にしてありました。
例えば、センターまでの道案内では
パレットに行くためには、ザザシティ中央館の北西入口を利用するのが便利です。
中央館の建物に沿って敷設された点字ブロックが、中央館建物の終わるあたり、すなわち、ザザシティ西館に行くための信号の少し手前に、危険や警告を示すぽつぽつとした突起の点字ブロックが現れます。
ここを左に折れて、3段ほど降りたところを建物に沿ってわずかに進むと、自動ドアが見つかります。
ここを入るとすぐに、今度は手動式のドアがあって、これを手前に引いて入ったすぐ右側に、2機の点字表示つき音声エレベーターが並んでいます。
音声エレベーターに乗ったら5階を押し、ここで降りればパレットです。
パレットではチャイムが常時鳴っていますので、これを一つの目標にしてください。
...すごいでしょ、これ
(駅からセンターまで、まだまだ続きがあるんです)
この経験を活かして、彼はICTの企業に就職し、今はプロとして活躍する技術者に!
このサイトは視覚障害だけでなく、四肢、聴覚、知的など様々な障害に応じた電子情報支援機器や、ソフトやアプリの解説も一つ一つ丁寧にされて、
最先端の福祉情報技術が集約、紹介されていました。
せっかくの情報の宝箱、もったいないのでN-Pocketの本サイトの方に少しずつ移して公開していく予定です。
リンク集は既に引っ越しましたが、しばしお待ちを...。
今日は、
障害者の在宅PC講座の講師が集まる会議もあり、10人中5人が集まりました。
障害のある人のコミュニケーション支援に、
頼りになるベテラン講師陣です
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