「会話が視える」 未来の会議を体験してみた!

ぽけ子

2015年09月17日 18:55

ICT事業担当の島田です。

昨夜から急に冷え込んできました。
暑い暑いと思っていましたが、もう秋ですね。

昨日9月16日、ザザシティ浜松中央館で平成27年度 浜松市ユニバーサルデザイン協働委託事業 
「『会話が視える』未来の会議を体験しよう!」 
を開催し、60名あまりの方々が参加してくださいました。

音声文字化するアプリで、今注目のコミュニケーションツール「UDトーク」開発者であるシャムロック・レコード株式会社の青木秀仁さんをお招きしました。
UDトーク利用例として、1対1の会話から会議までいろいろ紹介。聴覚障害のある学生のノートテイクに利用するなど教育における情報保障の話も出ました。



そのお話を含む2時間、すべての話がリアルタイムに文字情報として表示!
参加者の皆さんがUDトークを体験。
音が聞こえない、聞きづらい人も、同時に情報を共有することができました


聴覚障害のある方は、会議などで他の人の発言内容を理解するのにタイムラグがあるために、言いたいことを伝えるタイミングを逃して、意見を十分に表明できず、がまんしてしまうことが多いとのこと。
発言が同時と言って良いほどスムーズに文字化されるUDトークを使えば、かなり問題解消につながるのではないでしょうか。

参加者の方からは、

すごいです時間が足らなかったので、もう一度聞く機会が欲しいです。
以前試したときより音声認識がすばらしくなってビックリしました
難聴者に限らず高齢者にとっても期待できます。
「話者は通訳を介さず、自分の言葉を伝えたい」という言葉に納得しました。
翻訳議事録を残す機能もあり、外国人対応や議事録作成に活用できる。
職場で朝礼や会議のとき活用できる。

などなど沢山の感想をいただきました。

今回は聴覚障害のある方の参加が多く、補聴器がより快適に使えるよう磁気誘導ループを準備しました。

実は・・・Nポケットとしては初体験
会場準備はドキドキ、モタモタ
講師の青木さんの手ほどきで、なんとか「UDトーク」と一緒に使える状態になりました。

メガネのレンズに相手が話している言葉が見える「ウエアラブルメガネ」の体験もでき、驚きの連続でした。


活用したいという浜松のタクシー会社さんや企業さんからもうれしいアイディアや意見も出ています。
このように素晴らしいコミュニケーションツールですが、あくまでも選択肢の一つ。聴覚障害のある人と話すときはこれさえあればいいということではなく、手話言語条例の話も出てきました。このあたりの話も含めて、またニュースレターで詳しくご報告します。

そうそう、浜松ケーブルテレビやだいいちテレビのTVクルーも来てくださっていたので、この様子はテレビでご覧になれると思います。放送時間がわかり次第またお伝えします。

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