NPO法人のみなさん、貸借対照表を公開してますか?

ぽけ子

2018年10月26日 14:21

中間支援担当の小林です。

昨年6月のNPO法改正で、NPO法人は貸借対照表を「公告」することが義務づけられ、2018年10月より施行されます。
以前は法務局に毎年度、「資産変更の登記」をする必要がありましたが、それが廃止された代わりに、「貸借対照表の公告」ができたわけです。

NPO法人の定款には後ろの方に「公告の方法」がありますが、そこを「自団体のWebサイト」か「内閣府のNPOポータルサイト」を選んだ団体が大多数かと思います。え?定款変更してないよ?!という団体は、総会を開いて定款変更の手続きが必要です。

自団体のサイトがない法人は「内閣府のサイト」を選んだはずですが、現在、公告があるのは浜松市では250近くあるNPO法人のうち、まだ14団体だけ。
みなさん、公告をお忘れでないですか?
詳しくはこちら。内閣府NPO法人ポータルサイトにおける貸借対照表の公告の方法について
セキュリティが厳しくてログインが少々面倒ですが、入力そのものは難しくはありません。

え~法人って面倒だなぁと思われるかもしれませんが、法人格=法の下の人格を持つ以上は必要な手続きなので、がんばりましょう。

これらの情報、内閣府のサイトで誰でも見られるようになっています。
NPOは行政から管理監督されるのでなく、情報公開することで民⇔民でお互いチェックできるように、というルールだからです。
今、NPOの財政規模を調べるために、各法人の会計報告を見ていますが、あれれ??という団体もちらほら。
非営利だし、善意だし、法人格もあるから信頼してね、だけでなくて、NPO全体の信頼度を上げるためにも、情報公開、明朗会計をお願いしたいところです。



関連記事