えんたくんを使ってみた!ファシリテーション講座

ぽけ子

2016年11月01日 10:18

中間支援担当の小林です。
日曜日は静岡県労働者福祉基金協会主催のNPOプレゼント講座「会議が変われば、地域も変わる♪~えんたくんをつかって会議をしてみよう!」を開催。

今回のファシリテーションの講座は、円型ダンボールを使ったユニークなもの。
この「えんたくん」、ある日、環境教育の大御所である川嶋直さんから「直径1mの丸い段ボールを作れないかな?」と電話がかかってきて、「できますよ~!」と応えたのが三ケ日紙工の沼津さん。全国で唯一、丸いダンボールの試作をし、えんたくんが誕生したきっかけ話をご当人から伺えました。


講師のちびまりさんいわく「ファシリテーションの講座はたくさんしているけれど、えんたくんを作っている方が参加したのは浜松だけ!」とのこと

前半はファシリテーションの基礎をぎゅっと濃縮した講座に始まり、ファシリテーターの役割、場づくりのパターン、進め方のポイントを学びました。
「対立構造にしない」「待つこともファシリテーション」というポイントは、多くの人の心に残りました。

そして、「えんたくん」を使ったアイスブレイク。
丸い段ボールを膝に乗っけただけで、雰囲気が変わる!
距離感なのか、フラットな関係なのか、丸という形なのか?知らない同士でも「膝付き合わせる関係」で話しやすい空気になるのが不思議。早くも大笑いしているグループも。


こんなふうにえんたくんをイスに置き、みんなは立ってくるくると他のグループで出たものを見て回ります。情報の一応の共有はこれでOK。

そして、人数を変えてみるというグループサイズの実証実験。

3人は? → ちょっと不安定。書くスペースが広すぎ
4人だと? → 安定する感じ。書くスペースも余裕がある。
じゃあ、5人 → 4人よりいいよね。書くスペースもいい感じ。
6人は? → 男6人は暑苦しい~(≧∇≦)
7人は? → えんたくんが膝にちょっと触れるぐらい。さすがにぎゅうぎゅう。 

 

ということで、大人は5~6人が適正サイズかと。
体感できて楽しい~~

すっかり打ち解けたところで、後半は「えんたくん活用法」
参加者が27人もいると、思わぬアイデアも飛び出します。合コンにどう?なんて声も。


情報の共有は、グループに一人残って説明するワールドカフェ形式で。
他グループの人たちに座ってもらい質疑応答+他グループからの情報も共有。

で、他所のグループにお出かけしていた人たちがまた戻って来て、そこで得た情報をみんなに披露。
「ああああ~~ o(^▽^)o」と、いう声があちこちで。 よその新鮮なアイディアに刺激されました。

ふりかえりは、円を7等分して。
各自目の前に線を引けば7等分できる、ってすごいアイデア!
ピザのように切り取ってお土産です*\(^o^)/*


ヨコに書いたり、タテに書いたり、絵を描いたり、自由に使えて多様な発想が生まれるのが面白い

そして、最後に出た質問がかなり肝!でした。
長~い発言の人をどうするか?自分がファシリテーターでない一参加者の場合は何ができるのか…?
私も同じ悩みに長年悩んできたので、ああそうか~~と考えを改めることができました。

イベントの多い日、3時間の室内講座&ワークでしたが、「楽しかった!」「えんたくん、使ってみたい!」との声も多く、充実の時間でした。
鈴木まり子さん、みなさん、ありがとうございました。

「えんたくん」はここで売ってます。ワークショップにイチオシです
(三ケ日紙工からは何ももらってませーん!えんたくんの試作品ができたら寄贈してくださ~い笑)


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