「想いを形にしよう」人材養成塾 第2回

ぽけ子

2015年12月25日 15:56

事務局長の小林です。
事務局に美味しいお菓子が届き、ありがたくいただいています!

12月20日は「想いを形に」人材養成塾の第2回が開かれました。
ゲストに大阪の認定NPO法人D×Pの今井紀明さんを迎えて、講演とトークを行いました。

「前職は何でしょう?見た目で当ててみて!」営業マン?銀行員?駅員さん?美容師?
といきなり質問からスタート。


イラクで人質になった事件から、人間不信で孤立していた大学時代。
自分自身を取り戻すことができる友人を得て、そこから変わっていった。
若者のために活動したいと、紆余曲折を経て通信制・定時制高校のキャリア教育支援に。

通信制・定時制高校ってどんなところで、どんな生徒がいて、どんな課題があるか。
学習支援だけでは力にならない。ステップアップしてやる気を起こす仕組みが必要。
様々な社会人と対話する機会、否定されない、「できた体験」の機会をつくっている。
「できない」から「やってみたい」気持ちへ。
一人一人の若者が未来に希望を描ける社会を。

初めは学校運営の詳細もわからず、外部組織として学校内に入る壁にぶつかった。
謝金も驚くほど少ないので、寄付6割が財務基盤を支える。
社会的ニーズのあるサービスを動かしていくために、寄付は力強い。
寄付を集めるために事業に共感を持ってもらうのにかなり苦労して動いてきた。

…なかなかパワフルな講演でした!
社会的課題を事業化していくプロセスが具体的に見えたのではないでしょうか。
私は定時制高校の外国人生徒の支援に関わったことがあるので、うんうん!と頷きながら聞いていました。


休憩をはさんで、今井さんを囲んで座談会「私いまここトーク」。
モデレータはプロダクトリングの山本洋士さん。


公立の学校に入っていくツボは?
会社を辞めて飛び込んだモチベーションは?
起業を考えているが、法人格はどう選んだ?
二つのアイディアのどちらをしようかと悩む~。

などなど。それぞれ参加者の抱える想いや疑問を投げては返し…というトークになりました。

最後は、企画書をブラッシュアップしたり、ゲストやメンターと相談する時間をとりました。
それぞれNPOや市役所を訪問したり、アンケートをとったり、「社会のニーズ」を掴んでいる途上。
どういう事業にしようか…と迷っている人も。
年末年始は、想いを温めて成熟させてくださいね~。

次回は1月11日、公開講座「元気で長持ちするソーシャルビジネスって?」です。
今度は徳島と富士からゲストをお招きします。こちらもお楽しみに!

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