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2013年09月20日

社会福祉協議会とNPOの円卓会議

中間支援担当の小林です。
9月14日は「地域とつながるat円卓会議」の第二回、浜松市社協、地区社協、民生委員の方たちとNPOの人たちの「地域とNPOのネットワーク会議」に、NPO23名、社協関係10名、その他3名の計36名の方が参加しました。

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まずは、浜松市社協の鈴木光昭さんから浜松市社協と地区社協について、設立の経緯や役割の違い、地域による特色などについて説明していただきました。
次に、N-Pocket代表の井ノ上から浜松市のNPOの状況について紹介しました。

前半のワークショップでは、NPOの方には「志縁チーム」4班、社協関係の方には「地縁チーム」2班に分かれて、お互いに知りたいこと、質問を出しあいました。

社協に対しては、「成年後見制度との連携は?」「子ども対象の活動は?」「外国人の子どもの支援、婚活、環境といった活動との連携の可能性は?」といった質問が出ました。
また、「市社協と地区社協の違い」「次世代の循環システムはどうなっているの?」という質問も。
NPOに対しては、「どんな経緯で法人になったのか?」「人材はどのように探しているの?」という問いがありました。
両方に共通の悩みは「人材不足」「世代交代」あたりのようですね。

後半は、浜松男女共同参画推進協会の井出あゆみさんに「地域福祉とNPOの活動について」と題して、自治会活動に関わって見えてきたこと、活動費の使い方について感じたことについて事例紹介していただきました。
そして、志縁チームと地縁チームをシャッフルして6つのテーブルを囲んで、フリートーク。活動の紹介や課題の共有が図られました。

各グループの報告では、
人材育成では、楽しみながら新しい人材をまきこめていくといいな」
「社協もNPOも活動を市民に広くアピールしていく必要がある」
「地区社協の人は地域に詳しい人が多い。NPOは専門性が高い人が多い。それぞれのよさを活かしていけばいいのでは。」
「市社協と地区社協が違うことはわかったけれど、社協という名前が同じなのがわかりにくい
「地域課題の解決には、ここに来ない人たちをいかに巻き込んでいくかがカギ。そもそもNPOでも社協でもない人が大多数であることを忘れてはいけない。」
「天竜区の地区社協では子育てに若いお母さんたちが関わるようになったけれど、“有償”でないと関わりにくい問題がある。」
「NPOの人も地域の人も困っている人、どこに相談していいかもわからない人を“つなぐこと”が仕事

それぞれの強み、弱み、可能性が見えてきたまとめになりました。

熱心に取り組んでいる方が集まった中で、これだけの議論を3時間でしたので、「話し足りない砂時計」「目が回った目とのご意見も…。
参加者の感想からは、やや消化不良の面も否めませんが、地区社協/NPOが一体どんな組織なの?どんなことをやっているの?ということまずはお互いを知る、語る機会という目的は達成できたかと思います。

準備の段階で、市社協や各区の地区社協を訪問したのですが、思っていた以上に知らなかったことや、地区による違いも多くて、そう簡単には咀嚼できないことを感じています。
お互いの理解には時間がかかりそうですが、立場や方法が異なっていても「地域をよくしたい!」という思いは共通だということがわかれば、協力・連携の糸口も見えてくるのではないかと思っています。
会議に参加されたみなさま、どうもありがとうございました!今後もどうぞよろしくお願いします。


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